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「お酒は…あんまり得意じゃなかったね。」
「でも飲めないわけじゃ、」
「無理しなくていいよ。温かいお茶もらおうか?」
「…はい。」
「ネタは?何が好き?」
「なんでも好きですけど、1番はイクラですかね。」
「あぁ〜、美味しいよねイクラ。」
「北海道でライブしてた時たくさんもらってませんでした?」
「そんなこともあったね。翔太の誕生日の時でしょ?」
「はい。」
「このお店で出てくるイクラも北海道産って前言ってた。」
「え、」
「食べたい?」
「食べたいです。」
あとはねぇ…と彼はメニューを広げていろんなネタをおすすめしてくれた。
自然と近くなった距離に気づかず、夢中になって話を聞きながらメニューを見ていたら、ふと上品な甘い香りが漂ってくる。
そこで我に返った。
でもこのタイミングで距離を置くのは不自然だ。
「…どうした?」
「へっ!?」
「俺ばっか見てるから。」
「いや、気の、」
距離はそのままにジッと瞳を見つめてくる。
___あんま見てっと気づかれるぞ。あいつ、ああ見えて結構鋭いからな。
そうだ。
彼に誤魔化しは効かないんだ。
「せいじゃないです…。」
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涼-suzu-(プロフ) - 蓮和さん» ありがとうございます。みやだてくんはやっぱりバブめですよね。笑 共感していただける方がいて嬉しいです。次回もよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (4月2日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - 完結おめでとうございます!垢は違いますが毎度コメントさせていただいてますバケモノです。素敵な作品をありがとうございました!!宮舘さんとの恋ってやっぱりいいですよね(?)私も宮舘さんは結構バブい域にいると思ってますw 第8弾も楽しみです! (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年3月25日 17時