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涼太くんのお墨付きも貰い、そのまま提供されたケーキ
しばらくして、うわ!うまっ!!と翔太さんの大きな声が聞こえ嬉しくなった
キッチンでニコニコしていると涼太くんが
宮「嬉しそうだね?」
「あんなに大きな声で喜んでくれてるもん、嬉しいよ!」
宮「よかったね」
微笑んでくれる涼太くんはそのまま翔太さんの元へ
宮「Aちゃんは休んでて!怪我してるんだから」
と言い残しフロアへ行ってしまった
向「おう、そうやな、休んどき!!」
と康二くんも言うのでお言葉に甘えて
少しだけ休ませて貰うことにして休憩室へ戻った
休憩室は、事務所の中にあるんだけど
典型的な事務所ぽくなく、ワンルームマンションみたいに
綺麗なお部屋になっていて、休憩の為にベッドもある
たまに涼太くんが寝泊まりもしているし
ソファに座り、スマホを開けば
翔太さんからメッセージがきていた
翔太涼太が、Aちゃん怪我してたって言ってたけど本当に大丈夫??
と心配してくれてるから
かすり傷だから、大丈夫だよ!って返信して
少しだけ仮眠をとることにした
15分くらい眠ってスマホの通知音で目が覚めた
翔太そっかごめんね!無理しない程度に頑張ってね!
翔太俺も、これから昼の仕事頑張ってくるわー!
と来ていたから、私も頑張ってね!と送る
まさか、涼太くんと翔太さんがお友達だなんて
思わなかったなぁ
世間って本当に狭いもんだね
休憩を終えて、キッチンへ戻る
宮「あれ、まだ休んでて大丈夫だったのに」
向「フルーツサンドは全部出来たで!」
「お、よかった午後のテイクアウトに間に合ったね!ありがとう!」
テイクアウトもしていて
午後はスイーツのテイクアウトが結構出るから
多めに作ってもらった
ジュレも固まっていて、これも午後から出せるなぁ
ジャムは出来なかったけど!笑
午後からもいくつか、スイーツを作りショーケースに並べた
夕方近くなると、いつも、来てくれるお兄さん
康二くんが、たしか…てる兄って呼んでたかな?
そのお兄さんがチョコが大好きだと言うから
チョコのスイーツも作れた
康二くんも手伝ってくれたから早めに終わり
フロアに一緒に立って、接客をした
てる兄さんも来てくれて作ったチョコは
全種類買ってくれて
康二くんと仲良く話して笑顔で帰っていく
向「てる兄またね!」
照「おう、Aさんもまたね、」
「はい、またお願いします!」
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作者名:aira | 作成日時:2024年3月8日 15時