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翔「あーこの前会った時かな、俺だけさん付けだったから」
宮「そう…深く関わらないでね」
翔「わーってるって」
宮「奥さん、悲しませないようにね」
翔「…おう」
宮「それより、Aちゃんが満足出来るスイーツが出来なかったんだって、甘いスイーツでもいいかって」
翔「なにそれ、俺何でも大丈夫だよ。あの子が作るの何でも美味しいんでしょ」
宮「そうだけど、本人ご満足してないのは出さないから…」
翔「なるほどねー、甘いのでもいいよ」
宮「ありがとう」
翔「おう」
2人の会話は聞こえないけど
涼太くんが笑って頷いてたから大丈夫なんだと思う
ショーケースにあるフルーツジュレを出した
翔「おーフルーツたっぷりだね」
「季節のフルーツ詰め込みました!今日作ったなかでも甘さ控えめのやつです…だから多分大丈夫だと思います」
翔「Aちゃんが作るのなら甘くても食べるよ?俺」
「いや、美味しく食べて頂きたいので…今日はすみません作れなくて」
翔「また来るから作ってよ、それか2人で会う時にでも」
「!…はい!」
翔太くんと少し話してキッチンへ戻る
宮「大丈夫そうだった?」
「うん!次来てくれた時はしっかり作る!」
宮「無理しなくて大丈夫だからね」
「はーい!」
それから翔太くんが帰ってテイクアウトでスイーツも完売してしまい、お店をcloseした
宮「Aちゃん、お疲れ様」
「お疲れ様!涼太くん」
宮「今日はもう上がって大丈夫だよ、あとは康二と片付けるから」
「いいの?」
宮「いいよ」
向「おう!帰ってゆっくりしーや!お疲れ様」
「じゃ…お言葉に甘えて…お疲れ様でした!」
2人より一足先に上がり家路へといく
スーパーで買い物をして帰ろうと最寄りのスーパーに寄る
そこで迷子になってる小さな女の子を見つけた
【パパー!!】泣
って大きな声で泣いていて声をかけた
「お姉ちゃん、迷子になっちゃったの?」
【パパがいないのー!】泣
「じゃお姉さんが一緒に探してあげるから、もう泣かないで?」
【うん!】泣
涙が少しずつ引いていって
パパの特徴やお名前を教えてくれた
【さーちゃんのパパね、すごくかっこいいの】
「えーそうなのー?いいなぁ〜!」
【さーちゃんね、おおきくなったらパパと、けっこんする!】
「出来るといいね〜!」
手を繋いで、お話しながらスーパーの中を歩く
「パパのお洋服どんな色?」
【んーとね、しろのおようふく!】
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作者名:aira | 作成日時:2024年3月8日 15時